コラム
2018/06/08
子供がいるときの離婚で気をつけることは？
パートナーの不倫が発覚し、残念ながら離婚することになったとしましょう。そのとき気になるのが、子供の存在です。子供がいるときの離婚でどういったことに気をつければいいのでしょうか。
まずは不倫の証拠をはっきり手に入れておく必要があります。確実な証拠があるかないかで慰謝料の額が大きく変わってきますので、調査会社など、利用できるところをとことん利用して確実な証拠をつかみましょう。慰謝料の金額を上げることで、子供との今後の生活の足しにすることができます。
また、親族内で子供が過ごしやすい環境を作るためにも、夫婦の問題として処理しようとせずに、親族を巻き込むということもおすすめです。自分の両親だけでなく、パートナーの両親も巻き込んで、不倫をされたんだということを明らかにしておく必要があります。そのときにも、確実な証拠があることは、大きな強みとなります。特にパートナーは、パートナー側の親族に自分の都合のいいように言っている可能性があります。パートナーがどういう風に言ったのか聞き出し、本当はこうなんです、と真実をはっきりと伝える必要があります。
次に気をつけることは、養育費や慰謝料の問題です。金銭的な問題ですね。慰謝料はできるだけ高くなるように、弁護士とよく相談しましょう。お金をたくさんもらおうとするなんて卑しいみたいで嫌だという方もいらっしゃいます。しかし、子供を育てるには、多くのお金が必要となります。一人で子供を育てることは、とても大変なことなのです。お子さんの将来に直結することだと思って、心を鬼にしてもらえるものはもらうようにしましょう。
最後に、離婚したあとに子供とパートナーが会うのかどうかの取り決めです。どうするかはその家族次第ではあります。ただし、子供への影響をきちんと考える必要があります。子供のことを考えたうえでどうするか判断するといいでしょう。情に流されないようにすることが大切です。
離婚は本人たちにはもちろんのこと、子供にとってもショックで大きなできごとです。子供の心のケア、将来のことをしっかりと考えたうえで離婚するようにしましょう。親たちの都合で子供を振り回して不幸にするということがないように、対策できることはきちんと対策をして、最善を尽くして離婚することをおすすめします。どうしたらいいかわからないという方は、当相談所にご相談ください。