ご相談事例

娘が家出をしてしまった

,

40代女性相談者 2018年5月15日更新

お子さんが家出してしまった時、未成年であれば警察を頼ることもできますが、お子さんが成人していると主に「捜しはするものの、もし見つけてもお子さんが危険な状況でないと保護することもできない」といった対応になります。

今回20歳の娘さんをお持ちの女性から、このようなご相談をいただきました。

「20歳の娘が、SNSで知り合った男性との交際を反対したところ家出をしてしまい、どこにいるのかわかりませんし連絡もつきません。警察に相談しても、捜してはみますが成人されているため危険がなければ保護はできませんといわれました。夫が激昂するのはわかっているため、夫にも相談できません」

女性の知る限り、友人関係や家族関係にも問題はなく、家出先の心当たりとして一番大きいのがSNS上で知り合った男性のもとです。

兎に角、この問題は夫婦で協力しなければ解決は非常に難しい問題でしたので、まずは旦那様に相談することをお伝えさせていただきました。

また、娘さんのSNSアカウントをもとにした相手方の男性の割り出しや、娘さんの友人関係のSNSから情報を探し、1週間後「娘の居場所がわかりました」と連絡を頂きました。

しかし、なんとか家に連れ帰ったものの、娘さんは男性のもとに半ば監禁状態となっており、体もすっかり痩せ、顔もやつれ、男性から暴力を振るわれた形跡も確認されました。

そして、娘さんは男性からマインドコントロールを受けており、男性と別れさせることが難しいと感じたため、さらに「どうしたら娘と男性を別れさせることができるか」とご相談を受けました。

この場合、両親や法の力などによって無理やり別れさせてしまうと、かえって未練が残ってしまい、少しずつ二人の関係を断ち切っていくのが得策です。

そのため、娘さんのマインドコントロールをといたり、その後トラウマとなることを防止するため専門のクリニックやカウンセリングなどの方法もご紹介させていただきました。