ご相談事例
娘の小学校入学を機に夫から働きに出てほしいと言われた奥様からのご相談
進学の問題, お子様の問題, ご夫婦の問題, お金の問題, 仕事の問題
30代女性相談者 2018年5月22日更新
娘が小学校に入学したことを機に、ご主人から「働いて欲しい」と言われたという奥様からの相談がありました。
ご相談内容
旦那様から働きに出てほしいと言われたものの、奥様は子供が学校から帰宅した際には、出迎えてあげたいと考えていました。家事もしっかりとこなしたいと考えており、専業主婦でいたいと伝えたそうです。
でも奥様の本心は、「楽な専業主婦で居たい」というもの。当然ご主人には本心を言わず、「家事も大変」「育児も大変だから」といって断っています。
ご主人からは「親としての自覚が足りない」といった事を言われ、仕事をしない事が親として失格になるのかと悩んでいるそうです。
アドバイス
現代では、女性が働く事が珍しくはありません。小学校への進学どころか、出産後すぐに仕事復帰をする女性も多いです。
育児がひと段落したところで、働いて欲しいと思うご主人の気持ちも理解出来ます。
専業主婦で居ることによって「楽をしている」のであれば、少々厳しい言い方ではありますが、失格であるともいえるでしょう。
家計が厳しいのであれば、奥様が「楽をしたい」という理由で働かなかったせいで、子供の希望する進学先へ進学させてあげることが出来なくなるかも知れません。これでは、親失格ですね。
ご主人が朝早くから夜遅くまで、休日も返上で働いてくれているのであれば、妻失格でしょう。
家計にも余裕があり、ご主人も定時で帰宅、休日は家族で過ごせているのであれば、働かなくとも問題はないと感じられます。
失格という言葉の意味を深く考えて、現在の自分の状況と照らし合わせてみてください。
答えは出るはずであると、アドバイスをしました。
その後
ご主人は大企業に勤めているわけではありませんでした。家計は苦しくはないものの、私立中学に進学させる事は出来ないと考えられる状態であったそうです。
奥様は、今後家族の中で、自分だけが楽をしている状況になり得ると考えました。正社員として職場復帰する事は難しいと考えたため、まずはパートに出ることにしたそうです。
小学生の子供が帰宅をした際に、出迎えてあげたいという気持ちだけは、楽をしたいという気持ちではない感情でした。
そのため、子供の帰宅時間には自宅で待っている事が出来るパートを探したとのこと。
少しですが家計の足しになり、ご主人も満足しているため夫婦仲も壊れずに済んでいるそうです。
働くことを頑なに拒否していた場合、夫婦仲は悪化していたと考えられるため、パートという選択をしたことは正解であったと感じている様です。