ご相談事例

冷え切った夫婦関係から、夫の浮気、そして離婚へ

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40代女性相談者 2018年5月28日更新

冷え切った夫婦関係の中、夫の行動に浮気の気配を感じ取られ、さらに家庭を顧みない夫とは離婚をしたいと考えておられる40代女性の相談です。

「一人息子を授かり、夫婦ともその息子を愛していますが、夫婦間には会話はありません。そういう状態なので、夫の帰りも遅くなります。明らかに浮気をしているようです。周りには仲のいい夫婦を演じていましたが、夫が3日外泊で帰宅しないことで、私たちの関係は決定的になりました。私は離婚を真剣に考え始めました。しかし、具体的にどう動けばいいのかわかりません」とおっしゃっています。

最初に相談先として考えられたのは、興信所だったそうですが、どこの興信所がいいのか、いくらぐらいかかるのか見当もつかないし、周りの人たちには、仲のいい夫婦を演じておられたので、相談できる人もおられないので、当相談所にお越しになりました

経験を積んだカウンセラーは、まずご主人が浮気をしているかどうか、はっきりさせた方がいい、そして、そのためには、興信所を使って、浮気の証拠をつかんでからご主人と話し合いましょうとアドバイスしました。

もし、周りにいる友達や身内に相談しても、経験も法律的知識もないので、結局、具体性の欠ける素人のアドバイスになったことだと思います。もちろん、それによって慰められることもありますが、回り道になります。

浮気の具体的証拠を示したことによって、離婚の話し合いはスムーズにいきました。慰謝料や養育費の話し合いも順調に話が進みましたので、離婚後も、経済的に不自由なく、安心して暮らすことができておられます。

相談者自身、働いた経験をお持ちなので、その点は経済的に不安ということもないようです。

今回の相談を通して言えることは、浮気をしているかどうかわからないとき、ケースによって、興信所を使ったり、本人にストレートに聞いたり、方法はケースバイケースだということです。

それは、経験を積んだ専門家だからこそ、聞いたお話、お話をされる相談者の話しぶりからわかる人柄など、様々な点から判断できるのです。

でも、大切なことは、浮気がわかったとしたら、その後、相談者自身がどうしたいのかをしっかり、自分自身で考えておくことです。

浮気の証拠をつかんで終わり、離婚して終わりではないのです。人生はその後も続きます。まして、お子さんがおられる場合、お子さんの人生にも大きくかかわってくることです。

たとえ、浮気が発覚したとき、感情的になったり、修羅場になったりしたとしても、その後、冷静になって自分自身や子供たちの人生を真剣に考えられるなら、きっと道は開けると思います。その手助けができたらうれしいです。