ご相談事例

奥様が2世帯同居になかなか同意してくれない男性からのご相談

,

40代男性相談者 2018年5月22日更新

家計が苦しいため、実家で自分の両親との2世帯同居を考えている男性からの相談がありました。奥様が2世帯同居に同意せず、揉めているとのこと。

 

ご相談内容

ご主人も奥様の気持ちに理解があります。相手の両親との同居を、軽々しく同意する事は難しいことを分かっているのです。長男の嫁であるため、立場も厳しい点も同意が出来ない理由でもあります。

ご主人はマザコンではなく、両親との仲は良好ではありません。奥様と両親の意見が食い違う場合には、奥様の味方をしています。

しかし、小学生の子供が1人おり、家計に全く余裕がないため同居はやむを得ない状態。子供は両親と非常に仲が良く、両親も進んで面倒を見てくれるそうです。

奥様も、経済的な状況は理解しています。「とにかく2世帯同居は嫌だ」と、感情論で同意を拒む奥様を説得する方法はないかというご相談でした。

 

アドバイス

まず、ご主人の両親が進んで子供の面倒を見るという点は、非常に大きなデメリットになります。昔の子育てと、現代の子育て方法は異なるのです。

甘やかしてしまったり、おもちゃを買い与えてしまったりといったケースが多いのではないでしょうか。奥様から見ると、子育ての邪魔をされていると感じている可能性もあります。

ご主人は、奥様と自身の両親が同居することについて「きっと上手く行く」と考えているのではないでしょうか。しかし、それほど甘いものではないです。

同居を同意してもらうためには、ご主人の奥様に対する思いやりを伝える事が重要となります。奥様も家計に余裕が無いことを認識している以上、家計の厳しさを伝えていても話は進まないでしょう。

間に立つ人間として、自分が奥様に対してどの様なサポートを出来るのかという点を伝えてみることが重要であると、アドバイスをしました。

 

その後

ご主人は、「奥様が間違ったことをしてしまったり、言ってしまったとしても、必ず奥様の見方になることを約束する。奥様の頼りになれるのは、自分だけだから。」と伝え、しっかりと守ることを約束したそうです。

その後、奥様は考え直し「あなたの両親とは一緒に住みたくない」と言い続けていたことを、少々反省した旨を伝えてきたのこと。

「何かあれば絶対に守ってくれる」という言葉を信じ、同居に同意をしてくれたそうです。

家計が厳しいという現実だけを見ていたご主人と、感情の部分を重視した奥様との感情のすれ違いから起こっていた問題でした。

相手の感情に合わせた答えを伝えることによって、問題が解決することもあるのです。