ご相談事例
息子が失踪してしまった母親からのご相談
40代女性相談者 2018年5月29日更新
息子が失踪してしまったという女性からの相談がありました。
18歳、高校を卒業したばかりの息子さんです。自分が良い母親であったという自覚はないと言うお母様。
息子さんは高校卒業後、お母様の友人の会社で手伝いをさせてもらっていました。
社会勉強をしている状況であり、社会的には無職です。元気で明るい息子であり、失踪する理由は見当たりません。仕事のことで悩んでいる素振りも見られませんでした。
「失踪宣言」として、失踪する旨と、警察に向けて「自殺はしない、失踪は自分の意思」との文言もあります。この様な場合、警察は捜索願を受理してくれるのかといった相談でした。
息子さんは未成年であり、未熟な子供でもあるため、親御さんとしては非常に心配でしょう。警察は事件性がなければ動いてくれません。相談に乗ってくれるだけで、捜索願を出したとしても本当に捜索をしてくれる可能性は0%に等しいです。
しかし、車のナンバーや本人の写真などを持って、捜索願は出しましょう。親として出来る限りの行動はすべきです。
ただし、息子さんが自分で考えた上で失踪したのであれば、その気持ちも尊重すべきです。自分たちで捜索を行い、見つけたとしても無理矢理に引き戻すことは難しいと考えておきましょう。
18歳という年齢からも、狭い日本のどこかにいる事は確かです。また、交友関係も広くはないはず。親族、友人総出で捜索を行うことによって、見つけることが出来る可能性は高いのではないでしょうか。
お母様は、まず警察に行き捜索願を出したとのこと。
息子さんは地元から出たことが無く、交友関係は広くないそうです。そのため、高校時代までの友人全員に失踪した旨を伝え、捜索を願い出ました。友人の中には上京したものや別の地方に就職や進学した子もいたため、捜索範囲は広げることが出来たそうです。
友人の1人が、息子さんと連絡を取ることができたため、生存は確認されました。しかし、失踪の理由や居場所については「今は言いたくない」と言われたとのこと。
明るく振る舞っていても、心の中には失踪に至るものを抱えていたのでしょう。失踪宣言を残すほどであった事を踏まえ、現段階では生存確認に留めています。
友人を通して息子さんの様子を報告してもらっているため、息子さんが自ら話をして戻ってきてくれる日を待っている状態です。
18歳という年齢を考えると、今後精神年齢が成熟する頃には自宅に戻ることが予想されます。
あゆむでは、ご相談者様と定期的に連絡を取り合って状況をフォローさせて頂いています。