ご相談事例
婚約者の浮気が原因で婚約破棄。慰謝料は請求できる?
20代男性相談者 2018年5月21日更新
今回のご相談者様は28歳の男性の相談者様でした。付き合って1年で婚約。式場まで予約して結婚式まで2ヶ月を切ったところで婚約者に浮気をされてしまったとの事でした。
相談者様から
出張から帰ったら婚約者と知らない男性がいて、ベッドのシーツが乱れてた事から浮気を確信。男性には免許証をみせてもらいすぐに解放した。婚約者もすぐに帰したあと、連絡は取らず荷物を着払いで配達。
もうすぐ結婚で上司やいろんな人に準備をしてもらっていたので心苦しい。会社にいづらいし、周りの気遣いがつらい。人の目が気になる。精神的にも肉体的にも疲れ果てた。婚約者と浮気相手の男性に復讐したい。慰謝料を婚約者と男性からとりたい。という相談内容でした。
アドバイス
こちらの相談者様は結婚を控えて、未来に胸躍らせていた矢先に婚約者に浮気をされてしまい、精神的にかなりのショックを受けたと思われます。
相談者様を裏切った婚約者ですが、婚約者には貞操の義務があるので、結婚している場合の慰謝料よりは低額になりますが慰謝料は必ずとれます。
また浮気相手の男性に関しては、婚約者にパートナーがいると知っていたか、また知る事ができたかどうかによって慰謝料が取れるかどうかが変わって来ます。何も知らないようなら慰謝料を取るのは難しいと思いますが、今回のケースの場合は家に上がっていますので、上がった時点で相談者様の私物も目に入ると思います。なので相談者様の存在を知った上での浮気になりますので慰謝料は請求できます。とお伝えしました。
その後
すぐに浮気相手の男性を呼び出し、今回は浮気相手の男性と相談者様と弁護士の3人で話し合いをしました。結果裁判はせずに示談で終了したとの事です。
その話し合いの最中に浮気相手の男性からは、『女性のほうからが誘ってきた』などの言い訳もあったそうですが、慰謝料の金額は変わらないと知った途端大人しくなり話し合いに応じたとの事です。
その後に婚約者の所に向かいこちらでも示談で決着がついたようですが、婚約者からは『もう一度やり直してほしい』や『結婚前に遊びたかっただけ』などの言葉があったそうです。
しかし相談者様は振り返らずに両方の両親に謝罪し改めて婚約をを破棄したとの事です。相談者様は慰謝料請求したからといって気が晴れるわけではないが、終止符を打つかたちでは、やはり両方に反省の意味も込めて慰謝料請求してよかった、とおっしゃっていました。