ご相談事例

婚約者が実は既婚者だった

,

30代男性相談者 2018年5月15日更新

近年増えている結婚詐欺。「信じていた人が実は既婚者・結婚する気が全くない人だった」というケースはよくあることです。

今回ご相談くださったのは30代の男性。「婚約者に指輪も渡していますが、自分の両親へのあいさつは済んだものの、婚約者の母親が病弱で体調がよくないから、と結婚のあいさつをはぐらかされ続け、不信感をいだいてしまった」とご相談をいただきました。

実はこのパターンは非常に多く、過去にも数件、同様のご相談を頂いております。
すぐに男性へ「失礼ながら婚約者は別の彼氏がいたり既婚者の可能性があります。一度婚約者様を調べてみたほうがいいかもしれません」とアドバイスさせていただきました。
また、調べる方法や万一の時に法的に有効となる証拠の取り方などをレクチャーさせていただきました。

結果、婚約者は子供こそいないものの既婚者であったことが発覚しました。また、婚約者と同じ家に帰る男性の存在だけでなく、病弱と説明されていた母、死去したとされていた父とも同居する二世帯家族であることも発覚しました。

5年間も付き合っていた婚約者ですが、証拠をもとに話し合いをしたところ自分は既婚者であること、相談者様とは結婚するつもりはないことを告白され、謝罪とこれまでのプレゼントをすべて返却してもらい(売ってしまったものについては現金で支払い)、お別れする形となりました。

ご相談者様にとってはつらい結果となりましたが、これ以上のトラブルに発展する前に気が付けて良かった、と後日お電話を頂きました。

両親への顔合わせ・役所への書類提出を様々な理由で渋るのは、結婚詐欺の常とう手段です。もし心当たりがある場合、まずは相手の身辺調査を行うことをお勧めします。