ご相談事例
結婚35年目の熟年離婚
60代男性相談者 2018年5月28日更新
結婚後35年、子どもたちもすでに独立していますが、相談者の定年後、夫婦関係がぎくしゃくし、妻の方から離婚を申し出られた60代男性からの相談です。
「自分は、仕事人間で家庭を顧みなかったこともあり、定年前からなんだか怪しい雰囲気にはなっていました。定年後は、それぞれ別々に趣味を堪能しておりましたが、妻から離婚を申し出られました。手続等を教えてほしい」とのことでした。
離婚についていえば、離婚届を出す、財産を半分ずつにするぐらいの知識しか持っておられなかったので、それらの他に年金の手続きなど、具体的、事務的、法律的な手続きについてご説明しました。
今や、熟年離婚は増加していて、浮気離婚で泥沼などという例をお話ししました。それに比べて、相談者の場合、お互いが理解しながらの離婚であるので、まだよい方であるとも説明しました。
相談者や奥様の望みは、自分たちの離婚によって子供や孫に迷惑が掛からないことというのが、お二人共通の認識でしたので、落ち着いて冷静に、もめることなく話が進みました。
今回のような場合でも、法律的な知識がなければ、お互いが勝手なことを言い合ってもめる場合もあります。やはり、適切な助言、経験豊かなアドバイスの重要性を痛感した相談でした。なにかしらわからないことがあれば、助言を求めることが、いい解決への近道だと思います。