ご相談事例
嫌なことがあるとすぐ家出してしまう旦那
家出や失踪の問題, ご夫婦の問題, 夫婦関係修復, 家出や失踪の問題
30代女性相談者 2018年5月21日更新
特別大きな理由もなく、少し嫌な事があるとすぐに旦那様が家出をしてしまうという女性からの相談がありました。
ご相談内容
嫌な事といっても漠然とした理由であり、強気な奥様は謝ることに納得が行きません。そのため、一度も謝った事は無いそう。
結婚前の同棲時代から家出が多く、ラインやフェイスブックなどのSNSを通して何通もメッセージを送信してくる旦那様。メッセージの内容は決まっており、「別れたい」「死ぬ」などです。
これらは一言ではなく、自分の気持ちを綴った長文メッセージ。奥様は、これらの長文メッセージにも嫌悪感を示しています。
結婚後は、家出だけではなく「離婚」というワードも口にするようになりました。奥様が離婚に応じる姿勢を見せると、家に戻ってくるそう。
結局、旦那様がどうしたいのか分からず、DV気質である点も気がかりです。理詰めにされるなど、相手に気持ちが伝わらないと暴れ出し、警察沙汰になったこともあるそう。
別れたいわけでは無いため、旦那様の心理を知りたいという相談でした。
アドバイス
旦那様は、気を引きたいだけであるとも考えられます。家出の理由が分からない段階で、謝る必要はありません。結婚前から何度も「別れたい」「死ぬ」と言いながら、実際には別れることも死ぬこともなかったのです。
困らせることで気を引き、困らせてもなお自分と別れないことによって、奥様の愛情を再確認しているようにも思えます。
本来DVを行うタイプの方は、弱いものに対して強くなり、強いものに対しては近付きません。
奥様が強気なタイプであるため、どの様に対応したらよいのかが分からず、警察沙汰になるほど暴れたのだと考えられます。
戻ってきた際に出迎えず、突き放してみるのも良いでしょう。
DV気質がある男性の場合、先にも挙げた通り弱いものに対して強くなるため、一度下手に出てしまうと非常に危険です。
その後の経過
連絡を取らずに過ごしていたところ、3日目には自宅に戻ってきたそう。
旦那様が戻った際には謝らず下手に出ることもなく、ただしオーバーに出迎えることもなく「おかえり」といって迎えたそうです。
奥様は「結婚」という物を少々甘く考えていたことを自覚し、自身の強気な態度についても考え直すきっかけになったそうです。
離婚だけではなく、結婚についても深く考え、奥様も旦那様を思いやる気持ちが足りなかったことを自覚したとのこと。
互いに自分の性格を重視せず、嫌な事があっても向き合う姿勢を心掛けるようになりました。
奥様が変わったことにより、夫婦喧嘩が完全になくなった訳では無いものの、旦那様が家出にまで至ることもなくなったとのことです。