配偶者の浮気現場を目撃したらどうすべき?慰謝料請求できるのか

配偶者の浮気現場を目撃してしまったら、あなたはどのように対処しますか?浮気現場の目撃は、不倫の証拠になるのでしょうか。今回は、浮気現場を目撃したときの対処法や注意点などをまとめて紹介します。

目次

  1. 配偶者の浮気現場を目撃したら不倫の証拠になる?
  2. 配偶者の浮気現場を目撃したときにすべきことは?
  3. 配偶者の浮気現場を目撃した場合の注意点とは?
  4. 配偶者に浮気の慰謝料を請求するにはどうしたらいい?
  5. 最後に

配偶者の浮気現場を目撃したら不倫の証拠になる?

不倫の慰謝料を請求するためには、配偶者と浮気相手との間に不貞行為があったことを証明する必要があります。一度の過ちであっても、不貞行為の事実があれば、浮気による慰謝料を請求することができます。
例えば以下のような浮気現場に遭遇し、目撃した場合には、不倫の証拠として有効な写真を撮影することができるでしょう。

・配偶者と浮気相手が一緒にラブホテルに入っていくところ

・配偶者と浮気相手がベッドに一緒にいるところ

ちなみに、キスをしているところや腕を組んで一緒に歩いているところを目撃しただけでは、不倫の証拠にはならない可能性が高いです。

配偶者の浮気現場を目撃したときにすべきことは?

配偶者の浮気現場を目撃したら、どのようなことをすべきなのでしょうか。

現場の写真を撮影する、情報を記録する

あなたが浮気の現場を目撃しただけでは、裁判で使える証拠にはなりません。また、目撃したことを配偶者に告げて問い詰めたとしても、素直に浮気を認めるとは限りません。
今後の話し合いや慰謝請求に備えるためには、浮気の現場を目撃したという事実だけでなく、客観的な証拠が必要になります。
そのため、浮気現場を目撃したら、辛いでしょうが手持ちのスマートフォンなどで、浮気現場の写真を撮影しておきましょう。客観的に証明するための証拠になります。
また、浮気相手の家の場所が特定できた場合には、住所なども控えておくといいでしょう。

他にも証拠がないか探す

目撃した浮気現場が単なるデートの現場だった場合でも、いくつかの証拠を合わせることで浮気の証拠として有効になる場合もあります。
例えば、あなたが目撃した後に、2人でラブホテルに向かった可能性もあるでしょう。配偶者の財布にレシートが残っていたら、それだけで不貞行為の証拠になります。
浮気現場を目撃した後には、他にも証拠がないか探してみましょう。

配偶者の浮気現場を目撃した場合の注意点とは?

配偶者の浮気現場を目撃した場合の注意点とは?
浮気現場を目撃したら、客観的な証拠とするために写真撮影が必要なことはお伝えしましたが、他にも注意点があります。

感情的に相手を問い詰めない

配偶者の浮気現場を目撃してしまうと、つい感情的になり、その場で相手を問い詰めてしまう方がいます。
しかし、相手を激しく問い詰めながら暴言を吐く行為や手を上げてしまう行為は犯罪です。場合によっては現行犯で逮捕されてしまうこともありますので、注意しなければいけません。
感情的になってしまう気持ちは分かりますが、まずは深呼吸して気持ちを落ち着けることが大切です。

浮気相手の家には立ち入らない

配偶者が浮気相手の家に入っていくところ目撃すると、つい後をつけたくなってしまいます。
しかし、浮気相手の許可を得ずに家の敷地内に立ち入ってしまうと住居侵入罪に問われることがあります。
気持ちはわかりますが、深追いはしないようにしましょう。

相手を脅迫しない

配偶者や浮気相手に対して「浮気の事実を会社にバラす」「多額の慰謝料を請求してやる」といった脅し文句をいうのは止めましょう。
脅迫罪が成立し、 2年以下の懲役又は30万円以下の罰金が科せられることがあります。

配偶者に浮気の慰謝料を請求するにはどうしたらいい?

配偶者に浮気の慰謝料を請求するにはどうしたらいい?
配偶者の浮気が原因で離婚が成立した場合には、配偶者と浮気相手に200万円~300万円程度の慰謝料を請求することができます。浮気現場を目撃したことを理由に、配偶者に慰謝料を請求するためには、どのような手順を踏めば良いのでしょうか。

有効な証拠がある場合

目撃した浮気現場がラブホテルの入口など、裁判でも有効になりそうな強力な証拠を掴めた場合には、それを武器に慰謝料請求ができます。
とはいえ、相手側との金額交渉で不利にならないためにも弁護士などの法律の専門家に相談するのが安心です。

有効な証拠がない場合

目撃した浮気現場が不倫の証拠としては弱いという場合には、新たに有効な証拠を掴む必要があります。とはいえ、浮気をしていることは分かっていますから、証拠は見つかりやすいでしょう。
自分で調査する方法もありますが、探偵事務所に浮気調査を依頼することもおすすめです。浮気調査の費用はかかりますが、有効な証拠が掴めれば、慰謝料で元が取れる金額でしょう。
浮気調査で有効な証拠を集めることができたら、弁護士などの法律の専門家に相談し、慰謝料請求の手続きに移りましょう。

最後に

今回は、浮気現場を目撃したときの対処法や注意点についてご紹介しました。
不貞行為の証拠になるような場面に遭遇したら、スマートフォンなどで証拠写真を撮影するようにしましょう。その場で相手を問い詰める行為は犯罪になりかねないので、絶対にやめましょう。
とはいえ、浮気をしていることがわかっていても、慰謝料の請求や離婚の手続きを進めることに不安を感じるかたも多いのではないでしょうか。一般社団法人あゆむでは、専門カウンセラーが浮気や夫婦関係に関する電話相談を年中無休で受け付けております。
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